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我らが内田裕也は、10月1日から一週間、韓国のロック事情を視察した!
2日、ソウルで韓国最大級のコンサートが開催された。"Ssamzie Sound Festival"、第7回目となるこのコンサートは、観客動員数3万人、会場は、漢陽大学(Hanyang University)大運動場、出演バンド総数31。
「韓国のロッカーたちはすごかったぜ!」
弘大(ホンデ)や大学路(テハンノ)(*ソウルにある若者が集まる街)にあるいくつかのライブハウスにも足を運んだ。
「韓国のロックシーンも日本と同じで、ポップス系のアイドルと、俺たちのやっているようなピュアなロックと2極化されている。
国家が分断されているだけに、曲の内容、テーマが素晴らしいんだ。日本のように甘い内容だけじゃなく、シニカルでアグレッシブだ。日本の悪口を歌っている奴らもいる。厳しい現状の中でパワーもイデオロギーもある。日本のロッカーもうかうかしていられないぜ。
韓国で、「冬のソナタ」のテーマ曲を作曲したユ・ヘジュン(柳海準)と会って、韓国のロックシーン、映画シーン、演劇シーンについて、いろいろと話を聞いた。彼は、ソウル芸術大学を出て、ロックをやっているナイスガイだ!
それから、9年間、韓国で唯一の日本人ギタリストとして活躍している長谷川洋平君とも出会った。彼からも韓国のロックシーンの現実や、地方のコンサートへ行ったときの日本人に対する差別観等を聞き、非常に勉強になった。
毎日、いろいろなところを見て歩いた。街を行く若者たちも、日本の若者たちと同じようなファッションと行動力を持ち、ロック、映画、演劇の、Nextジェネレーションのパワーをもの凄く感じた!
特に、若者にとってITは、生活の中に溶け込んでいて、英語もバッチリ!
マジに、日本の未来はどうなるんだろうと考えさせられた。
郵政民営化法案も成立したことだし、小泉首相も、外務大臣や小池百合子氏を伴って、韓国や中国の若者の姿をぜひ見てきて欲しいね!
いつか、ジョーががんばっている上海のニューイヤーロックフェスと同じように、韓国でもロックフェスをやってみたいぜ!
Rock'n'Roll!! 改革!!」
ユーヤさんの韓国訪問は、1986年の秋、平凡パンチの連載で安聖基(アンソンギ)氏とのインタビューのために訪れて以来だというから、実に20年ぶり。
世間では韓流ブームが喧しいが、どこかこそばゆいヨンさまではなく、韓国のロッカーとの出会いが待ち遠しい。----「内田裕也談」聞き取り Rock'n Rollienne
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